9月16日~25日に実施しました「共乾施設巡回」には稼働最盛期で大変お忙しい中、ご協力を頂きまして誠にありがとうございました。
さて、本年産米の共乾施設荷受につきましては、開始早々からは好天に恵まれましたが、その後の台風9、10号や秋雨前線の影響を受けて、雨と雨との合い間の荷受け等で、高水分の籾の搬入もありました。しかし、各施設共1日の荷受量は少なく、概ね平準化された荷受状態でした。
巡回する中で荷受前のチェックは、各施設とも万全の体制で実施されておりました。
今後の荷受につきましては、終盤に入り中・晩生品種の荷受けとなり、倒伏している圃場での荷受籾の搬入等も予測されることから、荷受前の「事前チェック体制」の強化及び「施設の適正稼働」を、下記事項にご留意願い引き続きお願いします。
記
施設へ搬入される場合、入口での品質チェックは品質向上の重要な任務です。一部の施設においては籾のみだけでのチェックが行われておりました。籾だけでは着色粒・胴割米等の判定が、難しいため玄米にして両方でのチェックを実施されるようお願いします。
◆ 貯留ビンで高積みすると風通しが悪く、生もみの品質保持に必要な風量が得られなくなるので、DS・DAGでの高積みは避けるようにして下さい。
◆ 高水分もみほど堆積高さを低くするようにして下さい。
◆ テンパリング時間は、短かすぎれば胴割米の発生、長すぎればヤケ米発生に繋がります。
各施設では、フレコン下部のロープ解き作業の安全対策がとられていましたが、一部の施設で、安全器具が備わっているにも拘わらず、使用されていない施設があり、安全な荷受作業をするためにも是非使用をお願いします。
ロープ切れの危険性を各生産者に啓発するとともに、随時フレコンの点検・更新が実施されるようご指導をお願いします。