滋賀県内では、いろんな品種のお米がつくられていますが、こうした滋賀県産のお米を総称して「近江米」と呼んでいます。
安全・安心・おいしい米づくりは琵琶湖を擁し、環境こだわり県である滋賀県が推進する米づくりです。土づくりを基本に、品質や食味を重視した環境にこだわった米づくりに取り組んでいます。
うるち米、酒米、もち米。滋賀県内では、さまざまな品種の米が生産されていますが、こうした滋賀県産の米を総称して「近江米」と呼んでいます。
| 品種名 | 特性・用途等 | 収穫期 | |
|---|---|---|---|
| うるち米 | みずかがみ (本県育成品種) |
夏の暑さに強く、品質が安定して良い早生品種です。ほどよい粘りとまろやかな甘みがあり、冷めてもおいしいのが特徴です。生産されているすべてが「環境こだわり栽培」によるものとなっています。 | 8月下旬 |
| コシヒカリ | 良質、極良食味の早生品種で、県内での作付が最も多い近江米の主力品種です。湖北、東近江、高島地域を中心に全県で栽培されています。 | 9月上旬 | |
| レーク65 (本県育成品種) |
夏の暑さに強い早生品種です。やや小粒ですが、粒の充実は良く、甘みと粘りが強い極良食味が特徴です。主に東近江地域で栽培されています。 | 9月上旬 | |
| キヌヒカリ | 「コシヒカリ」の性質を受け継いだ良食味の早生品種です。甲賀、湖南、東近江、湖東地域を中心に栽培されており、滋賀県は全国で生産量が最も多い産地です。 | 9月上旬 | |
| ゆめおうみ (本県育成品種) |
倒伏に強く、いもち病の抵抗性を持つ中生品種です。多収が見込めることから低コスト栽培や飼料用米として作付されています。 | 9月中旬 | |
| 日本晴 | 品質や収量の変動が少ない安定した中生品種です。湖南、甲賀、東近江、湖東地域の平坦地を中心に栽培されています。滋賀県は全国で生産量が最も多い産地です。 | 9月中旬 | |
| きらみずき (本県育成品種) |
令和5年秋にデビューしました。大粒でしっかりとした食感で、すっきりしたみずみずしい甘さが特長です。栽培方法を化学肥料(窒素成分)や殺虫・殺菌剤(化学合成農薬)を使用しない栽培等に限定しており、このような取組を県域で行うのは、全国でも初めてとなります。 | 9月中旬 | |
| 秋の詩 (本県育成品種) |
作期分散が可能な中生品種として作付されています。粒が大きく適度な粘りとほのかな甘さがあり、どんなおかずにも合う極良食味品種です。 | 9月中旬 | |
| 酒米 | 玉栄 | 大粒の酒造好適米として、主に東近江、湖東地域で栽培されています。 | 9月中旬 |
| 吟吹雪 (本県育成品種) |
心白粒の発現が極めて高く、「山田錦」と遜色ない酒造適性があります。東近江、湖東地域を中心に栽培されています。 | 9月下旬 | |
| もち米 | 滋賀羽二重糯 (本県育成品種) |
昭和13年に育成されて以来、高級和菓子に使われるなど、もち米として最高の評価を受け、80年以上の歴史を誇ります。現在でも最高級のもち米として県内全域で栽培されています。 | 9月下旬 |
