新米入庫に向けて、今一度、倉庫内外を点検し、特に雨漏れの原因となる屋根や外壁などの破損があれば至急修理してください。排水溝や雨樋の破損個所の確認や泥やゴミなどが詰まっているようであれば取り除いてください。倉庫周辺の雑草が伸びていませんか。雑草には貯穀害虫も住み着いており、草刈りなどの環境整備を行っているJAもあります。
倉庫内では、虫の死骸やネズミの糞など落ちていませんか。特に「荷摺木」の内側など清掃しにくい場所に、破袋してこぼれた米が散乱したまま放置すると「コクゾウムシ」など害虫の発生源となるので、こまめに清掃してください。前年に害虫やネズミの被害を受けた倉庫では、入庫前にできるだけ「空燻蒸」を行い、害虫やネズミを駆除しておきましょう。(農業倉庫基金 CEと防災154号から)
本年産米の施設荷受につきましては、下記事項にご留意を願い、万全な体制で対応頂きますようお願いします。
記
※品質チェックの基準を、担当者で統一して下さい。下記の項目に該当した場合は別処理をお願いします。
① クサネム・ヒエの混入した籾
② カメムシ被害籾の混入
③ ヤケ米の発生した籾
④ 青未熟粒混入過多籾
⑤ 刈り遅れた籾
⑥ 発芽した籾
⑦ その他正常でない籾
※生脱ぷ装置で、必ず玄米にしてチェックをして下さい。
台帳は、荷受けから籾摺まで、該当の籾の動きがわかるように記帳する必要があります。
また、組合長以下、上級責任者の決裁を必ず受けて下さい。
① 稼働日誌 ② 乾燥記録表 ③ 穀温管理日誌 ④ 籾摺台帳ほか
※ オペレーターの引き継ぎについては、乾燥作業等の状況を口頭だけでなく、「引き継ぎ簿」等で確実に実施するよう対応をお願いします。
全国農協CE協議会・全国農業協同組合連合会・公益財団法人農業倉庫基金並びにJA中央会が連名で発行され、配布された「CE品質事故防止マニュアル」並びに「CE衛生管理マニュアル」を参考にして、5年産米の施設において事故等を絶対起こさないために、関係者の自己点検をお願いします。
※ 令和5年産米荷受時における大規模乾燥調製施設巡回について、本年度も例年と同様に、9月中旬~下旬頃に実施計画いたしますのでご協力をお願いします。
CEの稼働最盛期に合わせ、「米のCE品質事故発生防止強化月間」として設定され、品質事故防止、および火災・人身事故防止等、安全な施設運営に取り組むことになっております。
期間は令和5年8月1日から10月31日までの3ヵ月間(期間は終了しても事故防止は継続)
※ JAグループ及び農業倉庫基金作成の『カントリーエレベーター品質事故防止カレンダー』に記載された事項を再確認いただき、無事故で円滑な施設稼働をお願いします。