No.6 麦類の調製は丁寧に行い良品質麦生産を‼
・・・・・品質評価項目の基準値を3つ以上達成し、かつ許容値を全て達成・・・・・

 6月21・24・26日に実施しました、小麦の共同乾燥調製施設荷受け時巡回には、大変お忙しい中ご協力を頂きましてありがとうございました。
 令和元年産小麦の施設荷受けは、梅雨入りが遅くなり長雨にも遭うことなく、概ね順調に進められ、概に終了の施設も見られた巡回でした。各施設の担当の方々には、大変ご苦労されての荷受け作業であったことと思います。
 高水分麦での荷受け麦も一部見られましたが、ほぼ適正水分の荷受けであり、今後は良品質麦生産に向けた「乾燥・調製」を丁寧に実施して頂くために、下記事項にご留意願い作業を進めていただきますようお願いします。

1.区分管理した麦の調製について

① 遅れ穂等で青未熟粒の混入麦は、調製を丁寧に行い、適切な「ふるい目」を使用し、品質が向上するようお願いします。

② 草の実混入により仕分けされた麦については、調製作業で完全に除去することは非常に難しく、また、荷受け時に区分した麦についても、混合処理すると全体の品質低下につながりますので、絶対混合処理する事のないようお願いします。

2.調製、受検について

調製については、農産物検査員の指導・助言を受けるようにしてください。

※参考
整粒:規格規程(定義)に定められたふるい上の健全粒。
水分:戻り水分を考慮した乾燥をお願いします。

3.サイロ貯蔵について

 サイロ投入時の穀温は、20℃以下を原則とし、外気温プラス5℃以上の場合は、外気温が低下した時を見計らって、出来るだけ早い機会にローテーションを行い穀温を下げてください。
 長期貯蔵の場合、外気温の低下に伴い、サイロ内部の上層部や側壁部から発酵する場合がありますので、注意して下さい。(サイロ容量に比べ貯蔵量が少ないほど結露が生じやすい)

穀温測定結果は『グラフ化』するようお願いします。

お知らせ

大規模乾燥調製施設担当課長及びオペレーター研修会開催について

(研修内容は令和元年産米関係)

日時:令和元年8月1日(木) 13時30分~
場所:滋賀県農業教育情報センター 4F 第4研修室

※ 1.出席申込みは、7月16日(火)までに事務局へFAXで報告をお願いします。
2.できるだけ多くの出席者をお願いします。