6月19・21・23日に実施しました、小麦の共同乾燥調製施設荷受け時巡回には、大変お忙しい中ご協力を頂きましてありがとうございました。
平成29年産小麦の施設荷受けは、梅雨時とはいえ天候に恵まれ順調に荷受けが進められ、終了の施設も見られた巡回ではありましたが、各施設の担当の方々には、大変ご苦労されての荷受け作業であったことと思います。
高水分麦での荷受け麦も一部見られましたが、ほぼ適正水分の荷受けであり、今後は良品質麦生産に向けた「乾燥・調製」を丁寧に実施して頂くために、下記事項にご留意願い作業を進めていただきますようお願いします。
記
① 遅れ穂等で青未熟粒の混入麦は、調製を丁寧に行い、適切な「ふるい目」を使用し、品質が向上するようお願いします。
② 草の実混入により仕分けされた麦については、調製作業で完全に除去することは非常に難しく、また、荷受け時に区分した麦についても、混合処理すると全体の品質低下につながりますので、絶対混合処理する事のないようお願いします。
調製については、農産物検査員の指導・助言を受けるようにしてください。
※参考
整粒:規格規程(定義)に定められたふるい上の健全粒。
水分:戻り水分を考慮した乾燥をお願いします。
サイロ投入時の穀温は、20℃以下を原則とし、外気温プラス5℃以上の場合は、外気温が低下した時を見計らって、出来るだけ早い機会にローテーションを行い穀温を下げてください。
長期貯蔵の場合、外気温の低下に伴い、サイロ内部の上層部や側壁部から発酵する場合がありますので、注意して下さい。(サイロ容量に比べ貯蔵量が少ないほど結露が生じやすい)
※1. 出席申込みは、7月14日(金)までに事務局へFAXで報告をお願いします。
※2. できるだけ多くの出席者をお願いします。