No.9 平成30産米荷受時の対応を的確に!!

 30年産水稲の生育は、梅雨明け後、最高気温が35℃を超える猛暑日、最低気温が25℃を超える熱帯夜が続き、日平均気温は平年より約2℃高い状況となっています。
 8月2日に大阪管区気象台が発表した近畿地方の1か月予報によると、平年に比べて気温の高い状態が続く見込みと予想され、高温による水稲の品質低下への影響が懸念されるとともに、水稲の収穫時期が早まることが想定されます。
 又、7月中旬以降、台風12号に伴う降雨以外ほとんど降水量が観測されておらず、外観品質おとび収量への影響を最小限に抑えるため、万全の対策を講じられます様よう指導の徹底をお願いします。

① これから本格的に登熟を迎える時期となり、水稲の一生の中で最も水を必要とする時期にあたる。高温が続くこの時期に水を切らすと白未熟粒の発生や籾の充実不足が助長されるので、しっかり田んぼに水を張るとともに、落水時期は収穫5日前頃を目安にできる限り遅らせ、根や葉の活力を収穫直前まで維持し、米の品質が低下しないよう注意する。用水の利用に当たっては、必要以上の取水にならないよう、こまめな水管理を徹底する。

このまま高温が続くと、全ての品種において収穫時期が早くなることが想定されるため、刈り遅れて品質が悪化しないよう注意する。特に高温年は出穂のばらつきが大きくなる傾向があるので、籾の黄化率(85~90%)をしっかり見極めて刈り遅れがないよう早めに収穫準備行うようお願いします。

過去5年の登熟日数

★本年産米の施設荷受けにつきましては、上記事項にご留意を願い万全な体制でお願いします。


お願い

※平成30年産米荷受時における大規模乾燥調製施設巡回について、本年度も例年と同様に、9月中旬~下旬頃に実施予定しておりますのでご協力をお願いします。