No.6 令和4年産米 荷受時の籾チェックは的確に‼
・・・・・各種台帳の整備を行い、記帳はしっかりと記載を・・・・・

 4年産水稲の生育状況は、、「みずかがみ」、「コシヒカリ」とも草丈は平年よりも長く、茎数は少なく葉色は濃く推移しています。「みずかがみ」の出穂期は、平年より2日早い7月21日でした。県内圃場の「みずかがみ」では7月18日頃を中心に、「コシヒカリ」では7月24日頃に出穂期を迎えています。
 このような生育状況から、早生品種(「コシヒカリ」等)だけでなく、中生品種(「秋の詩」等)でも、出穂後30日を過ぎたら収穫できるよう準備をし、収穫時期が近づいたら、ほ場に入って穂(籾)をしっかり確認し、黄化籾が85~90%になった頃に収穫を開始します。特に高温年は出穂のばらつきが大きくなる傾向があるので、収穫適期をしっかり見極めて刈り遅れのないよう注意する。
(県農技センター 水稲生育診断情報 №4による)
 本年産米の施設荷受につきましては、下記事項にご留意を願い万全な体制で対応頂きますようお願いします。

1.荷受け籾の品質チェックについて(必ず実施すること)

※品質チェックの基準を、担当者で統一して下さい。

荷受け籾の品質チェックについて 荷受け籾の品質チェックについて

※生脱ぷ装置で、
必ず玄米にしてチェックをして下さい。

2.コンタミ防止対策について

⑴ 荷受け品種は、極力施設毎に特定し、可能ならば1施設1品種で対応する。
1施設1品種対応が難しい場合は、荷受けは1系列1日1品種で対応する。
翌日に異品種を受け入れる場合は、該当する設備機器の清掃を十分に行い、さらに空運転を実施し残留を除去する。

⑵ 1日1系列で複数品種を受け入れざるをえない場合は、品種切替時に、関係する設備機器すべて十分な清掃を行い、さらに空運転を実施し、残留を除去する。

⑶ 貯留・乾燥・貯蔵・籾摺調製・出荷作業においても、品種切替時は該当する設備機器すべて十分な清掃を行い、さらに空運転を実施し、残留を除去する。

3.各種台帳整備について

 台帳は、荷受けから籾摺まで、該当の籾の動きがわるように記帳する必要があります。
 また、組合長以下、上級責任者の決裁を必ず受けて下さい。

①稼働日誌 ②乾燥記録表 ③穀温管理日誌 ④籾摺台帳ほか 

※オペレーターの引き継ぎについては、乾燥作業等の状況を口頭だけでなく、「引き継ぎ簿」等で確実に実施するよう対応をお願いします。

4.品質事故防止マニュアルおよび衛生管理マニュアルの活用について

 全国農協CE協議会・全国農業協同組合連合会・公益財団法人農業倉庫基金の連名で発行され、配布された「CE品質事故防止マニュアル」並びに「CE衛生管理マニュアル」を参考にして、4年産米の施設において事故等を絶対起こさないために、関係者のみなさまの自己点検を、再度お願いします。